個人と大手の学習塾の根本的な違いとは？

個人と大手の学習塾の根本的な違いとは？

個人と大手の学習塾の根本的な違いは、先生と生徒との距離感です。大手の学習塾では、何十人から何百人単位の集団授業が多くなっています。そのため、基本的に質問のとき以外は会話をしません。しかも最近ではオンライン授業も普及しているため、質問ですらメールで対応することもあります。つまり生徒一人ひとりに深く関わることがないのです。一方個人では生徒数が少ないので、それぞれの生徒の苦手分野や性格などを把握できます。勉強だけでなく、個人的な悩みも相談できるのです。こうした密な距離感を嫌う生徒もいますが、相談相手がいれば安心して勉強に集中できます。またテキストに関する信頼感も、個人と大手の大きな違いです。規模が大きい学習塾では、勉強に関する様々な最新情報を入手し、テキストに反映させています。しかし個人では、入手できる情報に限界があるため内容が薄くなりがちです、このテキストの差も、根本的な違いの一つであるといえます。

学習塾に求めるものによって選ぶべきタイプが異なる

学習塾に求めるものは人によって違います。学校で学ぶ単元の予習や復習を目的としており、本人のレベルも学校の学習スピードのついていけているのなら、集団形式で学ぶことで周りと競争しながら切磋琢磨できます。競争することで更なるレベルアップを期待できますので、標準的な学力を持つタイプには向いている方式です。 学校で習うことをあまり理解できず、追いつくのに精いっぱいであったり、既に現在習っているところより前の単元が分からなくなっている場合には、個別方式で遡って学習した方が良さそうです。学習塾の中でもきめ細かな指導を受けられるタイプですので、授業を理解するのが難しい生徒にお勧めです。反対に、学校で学ぶことは大半が理解できており、もっと先の学習まで進めたい場合にも個別塾が利用されます。ほかの生徒と進度がずれている場合、集団方式に入って勉強することはできません。一定のカリキュラムにそって行われる学習には合わないからです。